こんにちは。
「Point of View」を運営している田中新吾と言います。
私の主な仕事は「バリューディレクション」で、中小企業や地方自治体などをクライアントに、「商品開発」と「集客」のプロジェクト運営を得意としています。
このページでは、相手と自分に動いてもらうための「視点」をつくるwebメディア「Point of View」について、知ることができます。
「Point of View」 の 概要
- メディアタイトル:『Point of View』
- コンセプト:相手と自分に動いてもらうための「視点」をつくる
- メインカテゴリー1:コミュニケーション(→相手に動いてもらう)
- メインカテゴリー2:マネジメント、ライフハック(→自分に動いてもらう)
- 更新頻度:週1回
ここから先は、私がなぜ「視点」を重視するのか。
このwebメディアで「コミュニケーション」と「マネジメント、ライフハック」をメインカテゴリーとしている背景などを記しています。
もしもご興味があればお読みいただければと思います。
目次
人生のトラブルを解決してくれるのは「視点」
「Point of View」とは「視点」のことです。
私はこの「視点」というものが「人生のトラブルを解決してくれる」と考えています。
例えば、「相手の立場に立つ」の本質はどこにあるのでしょうか?
この本質が分かっているひとは相手に寄り添うコミュニケーションをすることができますが、分かっていないひとにはできません。
分かっていないので何度も同じトラブルを引き起こしてしまいます。
しかし、もし分かっていない人がその本質に気づくことができたらどうなるでしょうか?
気づいたその日以降、自分勝手なコミュニケーションをとることは一切なくなるはずです。
これが「視点」の力です。
つまり、人は視点を得た瞬間に、今までできもしなかったことが突然できるようになったりするのです。
「男子、三日会わざれば刮目して見よ」という慣用句がありますが、
人が変わる時というのはホントに一瞬のことだと私は思います。
「視点」と「視野」の関係性
「よく見えていたね!」
「君は視野が広くて助かるよ」
この社会の中には「視野が広い人」のことを「視野が広いね!」と褒める人が多くいます。
誰もが認める重要な能力の一つと言えるでしょう。
「サッカーを知らない人が見ても面白い」と高い人気を誇るサッカー漫画「アオアシ」の主人公(蒼井葦人)も、
「視野」というサッカー漫画でフォーカスされるのは珍しい能力を武器にして、ライバルや強敵達と闘っていきます。
人間の視野は正常な人で、片目では鼻側と上側で約60度、下側に約70度、耳側に約90~100度と言われています。
とするならば、周囲から「視野が広いね!」と褒められている人は、これに「プラス10度〜20度の視野」を持っているということなのでしょうか?
当然そういう人のことも「視野が広い」と言うのかもしれませんが、社会の評価対象となっている「視野が広い」の本質はそこではないと思います。
ではその本質とは一体なんなのでしょうか?
私は「視野が広い」ことの本質は「視点が多い」ことだと考えています。
つまり、「複数の視点が集合したもの」が「視野」であり、
視点が多ければ多いほど「視野が広い」と言われる、ということです。
それに、よくよく考えてみると人は複数の視点(=視野)で物事を捉え、認知しているということに気づきます。
例えば、顔、ヘアスタイル、洋服、歩き方、身長、体型、持っているバッグ、歩き方、などの複数の「視点」で同時に捉えているからこそ、
私たちは「向こうから来るひと」を遠目からでも「友達」であることを特定することができているのです。
この作業を、私たちは意識的にではなく無意識の内で、しかももの凄いスピードで行っているため自覚ができないだけで、人間はこのように様々な視点を使ってあらゆる物事や事象を特定しています。
そして「視点」が多ければ多いほどより鮮明に、本質的なものとして捉えることができるようになっていきます。
視点の「解像度」を高めると見えるレベルが変わる
「視野」は「視点」を複数持つことによって見える範囲がつくられるものですが、見える深さをつくるのは「視点の解像度」です。
ここで一つ「解像度」についての個人的なエピソードをご紹介します。
私が「コンタクトレンズ」をつけはじめたのは中学生の時のことです。
私は小学校2年生の頃からサッカーコーチをしていた親父に連れられ「サッカー」をはじめました。
ところが、生憎小学校低学年から視力が悪く、サッカーをするときはメガネを外していたので、ボールも人の動きもぼんやりとしか把握することができませんでした。
そんな状態なので、試合に出ても、ボールをうまく扱うこともできないし、人の動きもよく分かりません。当然監督やコーチ(親父)にも怒られ、決してサッカーを楽しんでいるとは言えませんでした。
ところが、中学校にあがりコンタクトレンズを付けると、それまではぼんやりとしか見ることが出来なかったサッカーボールや人の動きがはっきりと見えるようになり、急激に上達しました。
そして、サッカーをするのがとても楽しくなったのです。
私の世界はコンタクトレンズの力で急変しました。
ボールがはっきりと見えるから、次のプレーのイメージが湧いてくる。
ボールが見えるから、余裕をもって周りの味方の動きを意識することができる。
大袈裟かもしれませんが、見るものすべてが色鮮やかに見えたのです。
この当時の感動は今もまだハッキリと覚えていて、私の見ている世界の「解像度」が高まった瞬間でした。

もうこんな状況だったと思います。
私たちの身の周りには「見ているんだけど、よく見れていないもの」つまり「解像度が低いもの」が大変多く存在していると思います。
これはつまり、視点は持っているけれど、解像度が低いためよく分からないという状態です。
例えば「言葉は知っているんだけど、どういうことか説明することができない」というのは、その言葉に対しての解像度の低さを表す身近な例だと思います。
天才とは「人よりも視点が多く、それぞれの視点の解像度が高い人」のこと
これまでのような考え方がベースとなり、
- 視点を増やして視野を広げることをする
- 視野の解像度を高めることをする
この二つに取り組んでいくことこそが「人生のトラブルの解決につながる」という考えを持つようになりました。
二つをまとめて「視点をつくる」と表現しています。
戦略的PRで次々と新しい話題づくりをしているGOの三浦さんが以前「天才」についてこのようなツイートをしていました。
これを見たときに「自分が考えていることは「天才」の作り方でもあるのかも?」と思ったことは紛れもない真実です。
コミュニケーションは「相手に動いてもらう」ための手段
「Point of View」で取り上げる主要なカテゴリーは「コミュニケーション」と「マネジメントとライフハック」の二つです。
なぜこの二つなのか?
その理由は二つあります。
一つ目は、個人的に「好きで研究をし続けたい分野」だから。
そして、もう一つ目は、両方ともに「人生においてウルトラ重要なこと」だと思うからです。これについてはもう少し補足をします。
まずは「コミュニケーション」の方から。
「コミュニケーション」とはつまり「相手に動いてもらう」ための手段です。
極端な話ですが、ラーメン屋の店主ように自分の作ったラーメンを売るような場合は、そこまで「コミュニケーション能力」を必要としないでしょう。
しかし「自分が作ったものや、自分の知識を人に使ってもらってはじめて価値が出る仕事」においては「コミュニケーション能力」は欠かせません。
そして、現代社会は「コミュニケーション能力」を必要とする仕事(知識労働)の割合が圧倒的に多い。
つまり、相手に動いてもらえないと困ってしまう仕事ばかりなのです。
その逆に「コミュニケーション能力」が高ければ高い人ほど「ビジネスで成功しやすい社会」になっているとも言えます。
実際、コミュニケーション能力が重要視されていることは、1997年から経団連が行っている「新卒採用に関するアンケート調査結果」からも分かります。
2018年の調査結果では、採用で重視される能力として、16年連続で「コミュニケーション能力」が1位になっています。

おそらくですが、今後もこの傾向が大きく変わることはないと思います。
上手なコミュニケーションをとることは成果を生み出すために必須なのです。
と同時に、コミュニケーションに関する問題も後を断ちません。
個人も法人も多くの「人」がコミュニケーションに悩みを抱えている状況です。
それは、コミュニケーションは「伝える」ことはできても、「伝わる」ことが難しいからでしょう。
はっきり言って「伝える」ことは誰でもできます。
書けばいいですし、聞かせればいいですし、見せればいいです。
しかし「伝える」だけでは相手は一向に動いてくれません。
相手に動いてもらうためには「伝わる」ことを考えなければいけないのです。
伝わることを考える。
これはつまり「視点」をつくることだと私は思っています。
「人生の2割」は自分でコントロールができる
次になぜ「マネジメントとライフハック」すなわち「自分に動いてもらう」ための視点なのか?についてです。
これ、本当は「自分の思い通りに、自分に動いてもらう」の方が言いたいことで、便宜的に省略させてもらっています。
しかし実際のところ、自分という存在は、どのくらい自分の思い通りに、自分に動いてもらうことができるのでしょうか?
スタンフォード大学の教授で、キャリア論の研究で有名なジョン・D・クランボルツ教授の研究によれば「人生の8割は計画した通りにはいかない」のだと言います。
これは、別の言い方をすれば、人生の8割は他人からの影響を受けるためコントロールはできない、ということ。
そして、その逆に、人生の2割は自分でコントロールができるということだと解釈しています。
これに対して、2割しかないと後ろ向きにとらえるか、2割もあると前向きにとらえるかはその人の自由ですが、私は「2割もある」ととらえています。
世の中のあらゆるところに「2:8の法則」が適応されていますが、きっとこれもそうなのだと思います。
つまり、コントロールできる2割を思い通りにコントロールすることができれば、残りの8割の人生もいい方向に進むということ。
むしろ、2割のコントールもできないのであれば、残りの8割がうまく行くことはないのだろうなと考えています。
コントロールできるはずの2割の中で、どうすれば自分の思い通りに、自分に動いてもらうことができるのか。
そのためには様々な「視点」が必要だと思っています。
このような考えから「自分に動いてもらうための視点」をつくることの重要性を掲げています。
さいごに
「Point of View」についてのまとめです。
- メディアタイトル:『Point of View』
- コンセプト:相手と自分に動いてもらうための「視点」をつくる
- メインカテゴリー1:コミュニケーション(→相手に動いてもらう)
- メインカテゴリー2:マネジメント、ライフハック(→自分に動いてもらう)
- 更新頻度:週1回
他人にしても自分にしても「人」 に動いてもらうのは簡単なことではありません。
ゆえに、悩みを抱える人も大変多い。
心理学者のアルフレッド・アドラーは、「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」と言います。
でもだからこそ探究しがいのあるテーマなのだと私は思っています。
「コミュニケーション」「マネジメントとライフハック」というカテゴリーで何らかのヒントが得られたり、面白がってもらえるような記事を投稿できるよう、
自らを実験体にして、できるかぎり本質をとらえた「視点をつくる」ことをこのwebメディアでしていきたいと思っています。
どうぞ今後ともご贔屓ください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
「Point of View」に対するご意見やご感想もお待ちしております。
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【著者プロフィール】
田中 新吾
Blogger. http://tanashin.me
Value Director. http://html.co.jp/Shingo_tna
Project SAU Owner https://sau.base.ec/
白湯と鉄瓶と腹巻が大好きです。
主な仕事は「バリューディレクション」で、中小企業や地方自治体などをクライアントに、「商品開発」と「集客」のプロジェクト運営を得意としています。
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